トゥーレーヌ 2003(ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ)

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D600 AI AF Nikkor 35mm f/2D

ずっと以前に購入していましたが、保管庫の奥底で長い眠り続けていたこのボトル。

リリース直後は、溢れんかばかりの生命力に満ちていたこのワイン。一時期は保管状態が芳しくなかったので開けるまで心配でしたが、微塵も疲れをみせないとは!
まだまだ、寝かせておくことも可能でしょう。というか、開けるのが早かったのかも。
よく熟したリンゴや蜜を思わせる豊満な香り、たっぷりの旨味に、バランスの良い酸。太陽の年だった2003年に新井さんが精魂込めて育てた健康な葡萄を、丁寧に醸したこのワイン。そのポテンシャルに、脱帽です。

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2013年を、全部

「シャソルネーの2013年を全部集めたワイン会をするのですが、どうですか?」とお誘いをいただいて、断る人がいるのでしょうか。
二つ返事で、6月6日、宇部市に向かいました。

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良く冷えたアリゴテの酸味が心地よく、5種類のトマトのジュレとも抜群の相性。見慣れないフォントですが、自社畑と買い入れた葡萄で作ったワインだからとか。

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サンロマンは、親しみを覚えるこの香り。2013年は難しい年だったそうですが、葡萄の成熟をギリギリまで待って収穫が非常に遅かったとか。
ズワイガニのテリーヌ、絶品でした。

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個人的に大変興味があったのが、サンロマンのスキンコンタクト。AOCの関係でしょうが、表のエチケットにサンロマンとは書かれていません。
葡萄の皮や種子に由来する複雑な味と香り、これは面白い。ボトルの底の残りワインが、なんとも強烈な個性を放ちます。

オクセーデュレスは、サンロマンに比べると硬質な香りと味。グラスの中での変化も楽しめ、良いものをいただきました。
これ以降は、皆さんとのお話しと料理に夢中で、写真はお留守に。

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立派なアスパラの香りに季節を感じ、素晴らしい松皮仕上げの食感に感服している間に、グラスの中は空っぽに。

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仔牛の胸腺のカツレツの繊細な味と、赤ワインソースの素晴らしいこと。
オクセーデュレスのレ・クラは久しぶりに飲みましたが、この気品ある香りは素晴らしいと思います。
この頃になると、ホワイトバランスもとっていませんね。この時点で酔っ払っていたことが、写真を見ると一目瞭然。

コサール氏のプライヴェートな問題もあって、ニュイ・サン・ジョルジュのクロ・デ・ザルジリエールはもう作っていないとか。我が家のストック、大切にしなければ。

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ということで、今日のトリを飾るヴォルネーとヴォルネー プルミエ。
ヴォルネーの鉄分を感じさせる味わいも素晴らしかったのですが、その後のプルミエはさすがの貫禄に陶然。

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シャラン鴨のローストのシンプルなソースは、ワインとの相性を考えた末のシェフの結論とのこと。これだけを、スプーンでいただきたいほどの美味しさ。

お店は、宇部市琴芝のSAKURAさん。ワインとの相性を考えられたお皿の素晴らしいことと言ったら。ごちそうさまでした。

SAKURA
山口県宇部市西琴芝2-15-18

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10人で8本。まだまだ飲むことができると思えるこれくらいが、一番良いのかもしれません。


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2014年の降誕祭

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北米では数多の七面鳥がテーブルの主役となる受難日なのでしょうが、今年の我が家は(なぜか)仔羊。
なのに、ポイヤックをはじめとするメドックのワインは払底。こんな時に限って・・・。
ストックの奥からこの一本を引っ張りだしましたが、少々閉じ気味。そうはいっても、リーデルのソムリエシリーズのブルゴーニュグラスで飲めば、素性の良さは歴然。明日は満開でしょうか?

なにはともあれ、こうして家族全員で食卓を囲むことができることの幸せを噛み締め、今日は早めに就寝。
サンタさん、大丈夫ですよね。


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Lady Chasselas

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D600 Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D

ミネラル分に富みながら、優しさを感じるワイン。何かが突出する訳ではない円満さに、ホッとします。日常飲みには(僕にとっては)贅沢な部類に属しますが、こうしたワインは一週間の疲れを取り去ってくれます。

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Il Civettaio (Montecucco Sangiovese DOC)

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サンジョベーゼらしい、華やかさ。充実した中庸。時間の経過でだらしなくなることなく、香りも持続。

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LES MOULINS DE MON COEUR (2013)

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2014年の父の日のプレゼントでもらったワイン。
エレガントで上品な酸。バランスが非常に良い南のワイン。抜栓直後は緊張気味でしたが、徐々に開いてきます。
後で調べてみたら、僕の好きなレディ・シャスラの作り手であるミレーヌ・ブリュのワインだとか。納得。

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ビネール ピノ・ノワール

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少しレンガ色が入った薄めの色。繊細でいながら、旨味豊か。穏やかな酸に、強すぎない香り。アルザスの上質なピノ。
週末、我が家で手巻き寿司とともに。

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45回目

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D600 Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D

アポロ11号が月に着陸したその年の5月2日が誕生日ですので、今年で45回目。四捨五入をすると、五十路。あと5年で知命という境地には、とても到達できそうにはありません。
そんな僕を、父と、夫と呼んでくれる家族に深甚なる感謝を。

この日の夕食は、僕のリクエストで焼き肉。
ワインは、妻が近所の酒屋で買って来てくれた、サルケートのヴィーノ ノーブル ディ モンテプルチアーノ。
フルに近いミディアム。押し付けがましさがなく、好ましいワイン。バランス良く、穏やか。スミレ、赤いベリーの香り。


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リクエストにお応えして

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娘のリクエストで、パスタ。その夜は、アスパラとエビのトマトソース・ペンネ。「これ、マカロニでしょ」と娘は言いますが、マカロニもパスタの仲間でございます。

もう一品は、ホタテ、ブロッコリーと蓮根のオリーブオイル炒め。ごま油で炒めれば中華風、普通の油で醤油味にすれば日本のお惣菜と、変幻自在(どこが)。

お供は、オーヴェルニュのワイン。優しい花の香り、割としっかりした色合いで、滑らかに、するりと舌の上を流れていきます。ガメイが好きな僕にとって、お気に入りが一つ増えました。

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我が家の定番料理

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週末の夜、何にしようかと困ったときは、パエリア。これサラダをつけるだけで食事として十分なので、案外と楽です。
作るたびに味が微妙に異なるという典型的な素人料理ですが、これを美味しいと言ってくれる妻と娘に感謝。
ワインは、ピエール・フリックのピノ。この染み入るような美味さ、疲れもとれます。

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