胃カメラによる検査の結果、全く問題なしとのこと。
X線検査で潰瘍かも知れないと言われたところを念入りに見てもらったが、「食道も、胃も、十二指腸も綺麗ですね」ということで、ほっと胸をなでおろす。
今日の胃カメラ検査の前に、健康診断を実施した病院に行って診察を受けたのだが、レントゲン写真を見ながら、「ここの部分が潰瘍の痕のように見えるんですよね。まあ、はっきりと断言できるほどではないのですが。ひょっとして悪性の場合もあるから、胃カメラでの検査が必要ですね。」と言われていた。
「ひょっとして悪性」というフレーズはお医者さんにとっては、そう重い意味はないのかもしれないが、自分にとっては「ひょっとして悪性(の腫瘍)」があるかもしれない、ということを通告されたことだけでも、それはショックで、ショックで・・・。
そうかといって、医者に言われたことと、僕が感じたことをストレートに伝えると妻は相当動揺するだろうから、努めて明るく「心配ない」と言うしかなかった。
そして、検査の朝。
今日は午前中休む予定なので、仕事をぼちぼちと片付けて、いざ病院へ。
このスロープの向こうに行ったきり、なんてことがありませんように・・・。
検査は、経鼻胃カメラといって検査を受ける人の負担が軽くなっているもので行うらしい。
聞くところによると、話をしながらでも受けられるほど、以前の経口胃カメラと負担感を比べると雲泥の差とのこと。
点鼻薬を吸入する要領で、鼻に麻酔を5分ごとに3回行って、いざ検査。
先生は、リラックスさせるべくこの検査の趣旨を易しく、優しく話してくれるが、聞いているほうはそれどころではない。
鼻に鉛筆より一回りほど細いカメラが差し込まれ、光ファイバ経由で僕の鼻の中が枕元のモニタに中継されている。
いよいよ、食道にさしかかったときは、さすがにむせたが、これくらいなら何とかなりそう。
さすがに、食道を胃カメラが下っていくときは、異物感バリバリで、今どこにカメラがあるかがはっきりと分かるほど。
カメラが胃に入ってしまったら、それほど苦痛を感じることはなくなった。
まず、十二指腸を観察。「綺麗なもんですね」ということで、問題の胃へ。
潰瘍の疑いがあった箇所を上下から診ていただいたが、全く問題はないとのこと。
カメラが胃の中を上に、下にと動き回るといい気持ちはしないが、カメラを吐き出してしまいたくなるほどの苦痛は感じない。
4枚ほど鮮明なデジタル写真を撮影し、無事に胃カメラ検査は終了。
後で、別の先生にその写真を診ていただいたが、「全く問題はありません」とのこと。
潰瘍の跡、腫瘍もないことが確認できたので、これから一年は安心して暮らすことができそう。
僕が腹黒いわけではないことも医学的に確認されたのだが、これが今日の一番の成果かも・・・。
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