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広島交響楽団 第455回定期演奏会 2025年10月24日 広島文化学園HBGホール

指揮:クリスティアン・アルミンク
チェロ:スティーヴン・イッサーリス

細川俊夫:《森のなかで》室内オーケストラのための(日本初演)
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
マルティヌー:交響曲第5番 H.310

広響がマルティヌーの交響曲第5番を演奏しましたが、5番が日本で演奏されるのは東京都響とフルシャの演奏以来ではないでしょうか。
いずれにしても、大変貴重な演奏会。国際マルティヌー協会日本支部の代表の方も広島にお越しでした。その他にも、チェコにゆかりのある音楽家もお越しだったようで、注目のほどが伺われます。

コンポーザー・イン・レジデンスの細川さんの作品は、ステージ外にも奏者を配した立体的な音響。音楽作品における鳥の声の引用も聞かれ、コンサートの幕開けに相応しい佳作でした。
当日は細川さんも臨席されていました。

続いて、イッサーリス独奏でドヴォルザークのチェロ協奏曲。
音量で圧倒するわけではないので、イッサーリスの繊細な音を楽しむためにはもう少し前の席でも良かったかも。
とはいいながら、耳が慣れてくるとイッサーリスと広響の音の交歓が心地よく、クライマックスに向けての高揚もさすがでした。

休憩を挟んで、マルティヌー。5番が演奏されることが分かってから、ずっとこの日を楽しみにしていました。
期待に違わない実に明瞭な演奏、リズムが複雑に絡み合うこの曲をこれほど立体的に響かせることができるのは、下野さんの頃から取り組んでいたチクルスでの演奏実績、モラヴィアのオーケストラの音楽監督だったアルミンクさんの深い洞察によるものだったと拝察します。
フライング気味のブラヴォーも、気持ちが分からなくもない。それくらい、聴衆を興奮させる曲だし、演奏でした。
これを機に、もっとマルティヌーが日本でも広く演奏されますよう祈念いたします。

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