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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も、気が向いたタイミングで少しずつ書くことができればと思います。

新年最初の投稿は、今気になっている作曲家の一人、マルティヌー。

マルティヌーは多くの作品を残しているものの、日本で演奏される機会は少ないように思います。交響曲はビエロフラーヴェクが1970年代から演奏していますが、その後はフルシャの登場を待たなければならなかったようです。
そんななか、2022年に広島の地でマルティヌーの交響曲を1番から4番まで演奏したことは快挙だったと、改めて実感しています。
マルティヌーが演奏されたシン・ディスカバリーシリーズでは、マルティヌー以外にドヴォルザーク、ジョン・ウィリアムズの作品も一緒に演奏されるという、下野さんらしさに溢れた素晴らしいプログラム。チューバ協奏曲をはじめとするジョン・ウィリアムズの協奏曲は、彼を映画音楽を通じてでしか知らない自分にとっては非常に興味深いものでした。

閑話休題、マルティヌーのお話しでした。

そのマルティヌーですが、まとまった書籍は日本では出版されていないという驚きの状況!国会図書館で検索してみても、一部の作品の解説記事のみ。論文があるかとも思いましたが、それもなし。
どうにかならないかとWEB内を逍遥していたら国際マルティヌー協会日本支部に行き着き、おずおずと入会についてお尋ねしたところ快諾のお返事!心から御礼を申し上げます。
後日、マルティヌーに関する日本語パンフレットをお送りいただきましたが、実に興味深いものでした。マルティヌーの生涯、作品解説が多くの写真とともに記載されていて、コンパクトながらも大変充実した内容。このパンフレットをガイドブックとして、マルティヌーの森の探索を続けたいと思います。

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