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2023年4月 東京遠征日記(その2)

宿はJR蒲田駅付近。

16日の早朝は、箱根駅伝の1区と2区のコースの一部をランニング。蒲田から鶴見中継所を経て生麦まで走って折り返し、往復18km。7時前だと車も少なく、歩道も広々としていて走り易いコースでした。ただ、橋に差し掛かるたびにそれなりの高低差。箱根を走る選手にとっては六郷橋の上りも何てこと無いのでしょうが、貧足ランナーはヘトヘト。

朝食を終え、いざ、鎌倉。
ホテルをチェックアウトして蒲田から川崎まで移動し、荷物をコインロッカーに預けて、JRで鎌倉へ移動。
鎌倉駅から大仏切通し付近までバスで移動し、大仏切通しを徒歩で越え、鎌倉大仏と鶴岡八幡宮を参拝。ゆっくりと昼食を食べる時間もないので、シュウマイ弁当をグリーン車内でかき込んで、大急ぎで川崎へ。

14時からは、ミューザ川崎シンフォニーホールでウルバンスキ指揮、東京交響楽団。
曲目は、コネッソン ハイテルカイト(合唱とオーケストラのためのカンタータ)、プロコフィエフ バレエ音楽「ロメオとジュリエット」抜粋、シマノフスキ「スターバト・マーテル」。本遠征のハイライトです。

20歳の頃にシマノフスキを知ってから30有余年。ようやく、この日を迎えることができ感無量です。ソプラノ独唱に続いて合唱が入ってきた瞬間、体が震えました。ミューザの素晴らしい音響とも相まって、とても幸福な時間を過ごすことができました。ウルバンスキ様(敬称あり)、いつか交響曲第3番を指揮していただけないでしょうか。
プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」では切れ味鋭い演奏、コネッソン「ハイテルカイト」はどこか浮遊感のありながらも充実した響き。
東響は本当に素晴らしいオーケストラでした。この演奏会を企画してくださった方々に、心からの御礼を申し上げます。

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2023年4月 東京遠征日記(その1)

2023年4月は、東響がシマノフスキの「スターバト・マーテル」を演奏するとのことなので、東響遠征を決定。これを逃すと、もう聴くことができないと思います。

東京までは、サンライズ瀬戸。A個室を3月14日10時打ちで無事に確保。徳山から岡山までは新幹線、岡山でサンライズに乗車して、関ヶ原を過ぎても眠れませんでした。寝台列車、あるあるでしょうか。
目が覚めれば、熱海の手前。A個室のシャワーを浴びて、車中で堪能したビール、ウィスキーの余韻を洗い流しました。

東京に到着した15日朝は、雨。
午前中は、上野で「憧憬の地 ブルターニュ ―モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」を鑑賞。ネットで予約していたので、待ち時間もなくスムーズ。図録を買って帰りました。1日中持ち歩くには、少々重い荷物となりましたが・・・。

15日14時から、トリフォニーホールで佐渡裕指揮、辻井伸行ピアノで新日本フィルハーモニー交響楽団。
曲は、レスピーギの古風な舞曲とアリア、パガニーニの主題による狂詩曲、ドヴォルザークの交響曲第9番。
レスピーギは滑らかなサウンドに好感。
パガニーニは最初の頃はピアノとオーケストラは手探りのような感じでしたが、曲の進行とともに白熱した演奏に。素晴らしい演奏でした。
ドヴォルザークの9番は、サウンドに少々まとまりを欠いた瞬間があったように思いました。連日公演の疲労が溜まっていたからでしょうか。皆さま、お疲れ様です。

18時からは、NHKホールでパーヴォ・ヤルヴィ指揮、NHK交響楽団。
「ヨセフの伝説」から交響的断章、アルプス交響曲というR.シュトラウス・プログラム。
本気のN響は凄い!破綻することなく雄大に響く様は、本当に素晴らしかったです。マイクの数が尋常ではなかったので、RCAの録音も入っていたのかも。
盛大な拍手に応えて、一般参賀あり。後日のTV放送で、ちらりと自分の姿を確認。

それにしても、昼、夜とこんなに素晴らしいコンサートをはしごできるなんて、東京は素敵(おそろしいと読みます)ところ。

その日の夕食は、松濤の「キュイジーヌ・エ・ヴァン・アルル」へ。2023年7月に閉店なさるとのことだったので、何とか閉店までに訪問することがかないました。
素晴らしいワインをグラスで。調子に乗って、ボトル1本分は頂いたでしょうか。

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