どこまでがドビュッシー? 楽譜の向こう側(青柳いづみこ)
大学の吹奏楽団の先輩のKさん、もといK先生。いや、やはりKさんとお呼びさせていただきます。「君みたいな出来の悪い後輩を教えるなんて、まっぴらごめんだからね」と言われる前に。
自分の守備範囲を広げることなく、チマチマとテリトリー内を歩き回ることしかできない僕と違い、このKさんは、射程広く、深く、常に全方位に目を配った読書をなさっています。しかも、年間100冊以上読まれるとのこと!
僕も、自らの領内を耕しつつ、未開の地にもテリトリーを広げるべく、読書に励みたいと思います。
昨年末に、そのKさんからお借りした、この本。
ドビュッシーの専門家にして、世界でも指折りの優れたピアニストの青柳さんだからこその、本書。
ある意味、音楽は「作曲家」の思惑からも自由な部分があるのかもしれませんが、そこを越えると別物になってしまう域があると思います。でも、それが何なのか。結論は人の数だけあるのでしょうが、これからもゆっくりと考えていきたいと思います。
| 固定リンク
「読書」カテゴリの記事
- 風は青海を渡るのか? 森博嗣(2016.09.15)
- ビビビ・ビ・バップ 奥泉光(2016.09.13)
- スティグマータ (近藤史恵)(2016.07.20)
- 雪密室 (法月綸太郎)(2016.07.15)
- 読書録(2016.07.10)
コメント