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安らかなる眠りを

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指揮者のロリン・マゼール氏が7月13日にお亡くなりになりました。享年84歳。

氏の訃報に接した14日の夜、「ロメオとジュリエット」を聴き直し、冒頭の官能性を感じさせる響きに、確かに「マゼール」の刻印を感じ取ることができます。

多くの録音を残したマゼールですが、我が家のラックにはR.シュトラウスと、プロコフィエフぐらい。ひょっとしたら、何かのコンチェルトの伴奏をしたものもあったかもしれません。
持っているCDは数枚ですが、友人を通じて多くの演奏に接する事ができました。ウィーンフィルがヴァルター以来で初めて録音したと言われた、マーラーの9番、そしてカップリングの10番のアダージョ。良い演奏でしたよね、Tハイ君。
若い頃のチャイコフスキー、生気に満ちあふれた演奏でした。マンフレッドを聴いたのは、マゼールの録音が最初だったでしょうか。
実演では、バイエルン放送響との演奏会しか聴けませんでしたが、それでも聴けただけ良かった。
「ケレン味」と一口では片付けられない、マゼール独特の音楽は、十分に説得力を持っていたと思います。

永遠の安息を。

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