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林忠彦賞受賞記念講演会へ

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第23回林忠彦賞を「Remembrance」笹岡啓子さんが受賞されました。5月16日から5月25日までの期間、周南市美術博物館で受賞記念写真展が開催されています。

レンズを俯瞰の位置に置き、対象と距離を置いて撮られた写真は一見すると何が写っているのか分かりませんが、写真に近づき、目を凝らせば、破壊され尽くされた被災地と、そこに生があった証し。
笹岡さんが何を撮ろうとしていたのか、立ち止まり、ゆっくりと拝見しました。写真に時間をふりかけると、笹岡さんが写真に閉じ込めたものが解凍されます。
5月17日、周南市美術博物館で笹岡さんをお招きして、林忠彦賞受賞記念講演会が開催されました。こうした講演会は、初めての試みとか。
写真は、自分の意思を超えて写ってしまうという一言、そして、20年、50年、100年後にも見られる事を念頭に置いて撮ったとの話し、感じ入るものがありました。

ところで、この日の笹岡さんの講演の後、「質問がある方はいませんか」との司会の方からの一言に、3人の方が質問。
最初の2人は、挙手、お名前を名乗られた後にご質問。
ところが、3人目の方は挙手もなく、唐突に発言。質問というより、持論の開陳という感じの発言であり、会場もなんだか嫌な雰囲気に。しかも、その持論たるや・・・。相手に対する敬意を感じられない発言は、いただけません。
その後、会場に移り笹岡さん自身のギャラリートークという贅沢な時間。これで、先ほどのちょっと嫌な時間を忘れましょうと思いきや、またもや例の3人目の方の無礼な発言。おまけに、携帯のカメラで笹岡さんや会場を撮りだす始末。残念至極。

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