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2014年3月17日 (月)

オスロフィルハーモニー管弦楽団演奏会(指揮 ヴァシリー・ペトレンコ マーラー 交響曲第1番 他)

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1月にテレビを見ていたら、オスロフィルの演奏会の告知。ヴァシリー・ペトレンコの指揮、諏訪内晶子さんの独奏ではありませんか!
ペトレンコといえば、バイロイトの「指環」で熱演を聴かせてくれた「キリル」の方が著名かもしれませんが、僕にとってのペトレンコは「ヴァシリー」。
ナクソスのショスタコーヴィチの交響曲、ハーンとのチャイコフスキーの録音の鮮烈な事と言ったら!


17日は3月の繁忙期も終わっているため、仕事との折り合いも付けやすく、何よりも「聴きにいって来たら」との家族の一言で決心し、福岡へ。
アクロスのシンフォニーホールに初めて足を踏み入れましたが、雰囲気のいいホールに気分が高まります。

1曲目は「フィガロの結婚」序曲。客席に近い弦楽器の直接音が届いた後に、弦楽器の奥に陣取る管楽器の音が豊かな残響音とともに聴こえてくるためか、何とも独特な感覚。管楽器が遅れている訳では、決してないのでしょうけれど。
快速で、小気味良い演奏でした。

2曲目は、諏訪内晶子の独奏でメンデルスゾーン。赤いドレスに身を包んだ諏訪内さんが登場するだけで、会場が華やぎます。
張りのある音、表情豊かでありながらフォルムが崩れない演奏。諏訪内さんに魅入られていたら、あっという間にフィナーレ。
諏訪内さんのヴァイオリン、バッハが聴いてみたいものだと思っていたら、何と、アンコールにバッハの無伴奏ソナタ第2番の3楽章。アンダンテというより、アダージョに近いテンポ設定でしたが、説得力絶大。ホールに音が染み渡るようでした。

休憩を挟み、マーラーの交響曲第1番。実演で聴くのは、シノーポリとフィルハーモニア管弦楽団以来。
縹渺とした音ではなく、明瞭で醒めた緊張感に満ちた開始。これだけクリアに最弱音を聴かせる事ができるなんて、指揮者、オーケストラともども、凄い。
早いパッセージに入ると管楽器と弦楽器が薄皮一枚、髪の毛一本程度ではあるものの「ずれて」聴こえたように感じたのは、このホールの豊かな間接音と直接音のバランスに、僕が慣れていないからだと思います。
オーケストラは緻密で透明なハーモニーが素晴らしく、20年以上前にヤンソンスとの録音で親しんだ印象が蘇ってきます。

秋には、もう一つの常任オーケストラであるロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団との来日するとのこと。曲目にはショスタコーヴィチの10番が予定されていることですし、何とか都合を付ける事ができればよいのですが。

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