« 遠石八幡宮へ | トップページ | ギュンター・グラス 「渦中」の文学者 (依岡隆児) »
D600 Ai Nikkor 45mm F2.8P
時に目に涙を溜めながら玉ねぎの皮を剥くように、過去を「想起」するグラス。彼が自らの玉ねぎの皮を剥くためには、このタイミングしかなかったのでしょう。
墓場まで持って行くこともできた自らの過去を、こうして明らかにせざるを得ないところに、グラスという人に対しての関心が深まります。
2013年11月頃から読んでいた本書でしたが、どうにか年内に読了。爽快な読書とは程遠いものだったこともあり、メモをまとめる気持ちにならなかったのですが、ようやく一区切り。
2014年1月 5日 (日) 読書 | 固定リンク Tweet
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