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一四一七年、その一冊がすべてを変えた(スティーヴン・グリーンブラット 訳:河野純治)

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15世紀のルネサンス、それは何を「再生」したのか。美術や文学だけにとどまらない、幅広く、深いその影響の一端が、本書で語られています。
バチカンの書記官、ポッジョ・ブラッチョリーが15世紀にエピクロス派の詩人、ルクレティウスを発見し、それが19世紀のジェファーソンにまで繋がる歴史の面白さ。歴史の事実に、多くの資料を読み込んだ著者の独創的な着想が縦横に織り込まれ、読んでいて飽きる事がありませんでした。ルネサンスを習った学生さんの副読本として、お薦めできる良書ではないでしょうか。



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