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2012年12月19日 (水)

二人のフレイレ

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「二人のフォスカリ」のように、陰惨な結末を迎える二人というお話ではありませんので、為念。自分で書いておいて何ですが、「二人のインフレ」と空目してしまいました。躊躇する中央銀行総裁に、新総理大臣が踏み絵を迫るという話かと。

閑話休題。

僕にとってここ数年は、フレイレといえば、自転車ロード選手のオスカル。数々のワンデーレース、ステージレースでの活躍、3度の世界選手権での優勝と、歴史に名を残す偉大な選手の一人です。

僕が自転車ロードレースを知るまでは、フレイレといえばピアニストのネルソン。
以前に、NHK-FMの「きらクラ!」でルトスワフスキのパガニーニ変奏曲を聴き、その切れの良い演奏に改めて感嘆しました。久しぶりに棚から引っ張り出して、夜中にヘッドフォンで。カップリングのラフマニノフ、ラヴェルもスリリングな演奏で、眠気なんて吹っ飛びます。受験勉強中の学生さんの息抜きに、うってつけでは。

ルトスワフスキのこの曲に、「まぁ、この曲は注文仕事でしょう」とそっけない態度をとる方もいらっしゃることは存じ上げていますが、一気呵成に鮮やかな音響に変換できるアルゲリッチとフレイレの技巧に酔いしれるのも、悪くないと思います。極めて難易度の高いアイススケート・フィギアの技を、完璧に、次々と決めるデュオを観るよう。もっとも、それが音楽の喜びの本質ではないのでしょうけれども。

ということで、思わせぶりなタイトルでしたが、この話には何の落ちもありません。(他の記事もそうなのではという突っ込みをしないのが、大人の弁えというものです。)


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