シューベルトで秋の夜長を
ミンコフスキとレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-グルノーブルのコンビ。今、もっとも注目されている指揮者とオーケストラではないでしょうか(と、勝手に一人で思っています)。
彼らのザロモンセットをFMで聴いたときは、新鮮で生気に溢れたハイドンの演奏にすっかり魅了されました。
このコンビのシューベルトの全集が発売されましたので、購入。なかなか聴く機会がありませんでしたが、秋の夜長に4番からグレイトまでのチクルスを敢行。
5番の細やかで、豊かな表情。シューベルトの愉悦をそのまま音にしたような1楽章に、2楽章の抒情的な豊かな歌。
7番(8番)は、愛聴するクレンペラーとウィーンフィルの演奏のような峻厳で堅固な演奏とは異なりますが、ふとしたときに見せる闇の深淵に、たじろいでしまいます。
8番(9番)は、これから交響曲の世界でも大きく羽ばたこうとする若者の生き生きとした音楽が、実に魅力的。
今年は「音楽の秋」です。
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