プレゼント
我が家では、朝の7時からはNHK-FMでニュースを聞きます。テレビをつけていると、朝食を食べている娘の箸の動きが鈍くなるので。当初は、時計代わりのテレビが点いていないと何となく不安でしたが、慣れればなんてことありません。
7月9日の月曜の朝、ニュースが終わると女性の声で、「今日は広島交響楽団の定期演奏会をお送りいたします」とのこと。
プログラムは、シベリウスの歌曲と現代作曲家の手によるピアノ協奏曲(作曲者名は失念)、メインはシベリウスの交響曲第3番。さすが、広響(ひろきょう)。
我が町にはオーケストラはなく、最も身近なプロオーケストラの広響。8月の周南公演でもシベリウスのヴァイオリン協奏曲がプログラムに。あと、1か月後のお楽しみです。
翌日は、朝から担当先を訪問するために車で移動。車中でFMをつけると、ベートーヴェンの交響曲第4番。誰の演奏でしょうか。
落ち着きがありながらも、推進力に欠けない音楽運び。細やかですが、神経質にはならない表情づけ。オーケストラの管楽器のソロも、実に達者。
カルロス・クライバーの伸びやかな4番とは違いますが、実に魅力的な演奏でした。
最後の和音が鳴り終わった後に、アナウンサーがクラウディオ・アッバード指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏であることを伝えました。
いいではありませんか、アッバード、ベルリンフィルのベートーヴェン。
2日続けて、朝から思わぬ音楽のプレゼントでした。
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