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2012年6月26日 (火)

ロシア・ナショナル管弦楽団 周南公演 (Cod:M.プレトニョフ Pf:河村尚子)

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6月25日は、周南市文化会館にてM.プレトニョフ指揮、ロシア・ナショナル管弦楽団の演奏会。プログラムは、ピアノ独奏に河村尚子さんを迎えて、グリーグのピアノ協奏曲。メインにチャイコフスキーの交響曲第4番。
今日の席は、2階席上手側の最前列。今日のステージはひな壇が組んでいなかったので、1階では管楽器奏者の様子が見られなかったでは? オーケストラ、ピアノとの距離も遠すぎることはないのでまずまずの席でした。

オープニングはグラズノフの組曲「中世より」前奏曲。初めて聴く曲。グラズノフらしい、耳に馴染む旋律線。

次いで、グリーグのピアノ協奏曲。紫のドレスをまとい、晴れやかな表情で登場する河村さん。落ち着いた足取りは、世界的なコンクールを経て、世界中の大きな舞台を数多く踏んできた自信なのでしょうか。
オーケストラとピアノの掛け合いでは、オーケストラが少々抑えぎみに思えたのは、僕が座った席のせい?近くで聴いていたら、また違った印象だったのでしょうか。ピアノとオーケストラが派手にやり取りをするだけが協奏曲ではないけれど、ピアノがあれほど音楽の中を泳ぎたがっていたのに・・・。
弦楽器の柔らかな合奏で開始する2楽章では、静かな緊張感の中で、ピアノの抒情的で豊かな歌。河村さんのシューマン、きっと素晴らしいことでしょう。
3楽章になると、1楽章、2楽章とこちらの耳が馴染んだせいか、それともピアノ、指揮者、オーケストラの意思疎通が進んだからか、互いのやりとりはスムースになったような気がしました。
しなやかな音楽を紡ぎだす河村さん、BSで放送されたN響とのベートーヴェンの4番でのオーケストラとの対話は見事でしたし、若手屈指の有望株と言われる意味が理解できたように思います。休憩時間、ロビーでシューマンとシューベルトのアルバムを購入しました。2003年にドイツのAuditeに録音されたもの。

休憩後は、チャイコフスキー。プレトニョフが指揮したチャイコフスキーの交響曲のCDを聴いたことがないので、一体どんな4番になることかと始まるまで緊張していました。なにせ、ベートーヴェンの交響曲第6番の「あの」演奏をCDに刻み、発売することを可としたプレトニョフですから!
「ゴリッ」とした芯のあるコントラバスがオーケストラの音の重心を心持下げ、昔日の「ロシアオケ」を感じさせます。ビブラートがかった、少し籠り気味のホルンの音も懐かしい。
しかし、それ以外は、「普通」のオーケストラ。もっとも、「普通」というのは、何の留保もなく心から楽しむことができるプロのオーケストラということであって、「凡庸」ということではありません。プログラムにオーケストラの合奏精度について最大級の賛辞がありましたので、ムラヴィンスキーとレニングラードフィルの演奏が一瞬頭をよぎっただけに、「普通」という表現になったまでのこと。ああいった演奏は、あの人が、あの時代に、あの国にいたから実現した、非常に特別なもの。
プレトニョフは、オーケストラを濃厚に歌わせることはせず、旋律の受け渡しが注意深く行われ、曲の造りが明瞭。このように、音楽のフォームを捉えることを大切にするプレトニョフ、となると、彼はベートーヴェンを指揮した時も、彼の考える6番のフォームがああした演奏に結実していたのでしょうか。

この地でオーケストラを聴くことができるのは、年に数回のこと。その貴重なコンサートのわずか3日前に発熱。コンサート前には平熱まで下がったので、何とか会場に入ることはできました。その幸運に感謝しなければ。その夜、また発熱してしまいましたが・・・。


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