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ベートーヴェン ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 全集 (Vn:I.ファウスト Pf:A.メルニコフ)

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原題は「ピアノフォルテとオブリガート(助奏)ヴァイオリンのためのソナタ」。一般的には「ヴァイオリンソナタ」と呼ばれますし、僕も普段は「ヴァイオリンソナタ」と言っている、ベートーヴェンのこれらの作品群。ただ、この演奏について言えば、原題に近い「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」と呼ぶことが相応しく思いました。
こう感じたのは、クレーメルとアルゲリッチのデュオでこれらの曲を聴いて以来です。むろん、ファウストとメルニコフ、クレーメルとアルゲリッチの演奏は、全く違う色合いのものですけれど。

特に、9番。非常にインパクトの強い演奏でした。ファウストは、強奏時にざらりとした感触の音を弾くこともためらわず、ストレートに曲に肉薄する意思が伝わります。そして弱奏部の尋常ならざる緊張感は、さすがの説得力。
今まで聴いた演奏とあまりにも世界が違うので、あわてて楽譜を見てしまうほど。ヴァイオリンとピアノが互いに触発しあう、その反応性の良さはお見事でした。二人とも非常に鋭敏な音楽的感覚の持ち主であり、なるほど世界で注目を集めるデュオな訳だと納得。

実に意欲的で、多くのものが詰まっている、とても生き生きとした魅力溢れる演奏でした。この二人の演奏への理解を深めるために、そこに詰め込められているものの全貌を知る必要がありますが、まだまだ時間が足りません。(ただ単に、僕が鈍いだけなのですが。)他の曲も含めて、もっと、もっと聴きこみたいと思います。

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