大晦日のお楽しみ
舞台の設定が大晦日の晩ということで、独墺系の歌劇場では大晦日の定番となっている喜歌劇「こうもり」。NHK-BSで2011年のウィーン国立歌劇場の大晦日公演が、ベルリンフィルのジルベスターコンサートとセットで放送されていたものを録画しましたが、ようやく見終えました。
家族で年神様を静かにお迎えする大晦日と、カレンダーを取り換える日としての大晦日では、年越し行事も随分と違うものですね。華やかなコンサートや賑々しいオペレッタは、むろん後者の大晦日にぴったり。
今年のジルベスターコンサートは、「踊り」に関係する音楽を主体に、グリーグのピアノ協奏曲。普段のコンサートとは違い、少しリラックスした雰囲気の中でのコンサート。
続いて、ウィーン国立歌劇場の「こうもり」。今年の指揮は、ウェルザー-メスト。アデーレに人を得た、生き生きとした舞台。歌の間のお芝居が少々冗長に感じましたが、現地の人はちょっときわどいセリフや、歌手の一挙手一投足に大喜び。ウィーンの人にとっては、この間合いがあってこそ「こうもり」、といったところでしょうか。
我が家のレコーダーのHDDは娘の子供番組で容量に余裕がなくなりつつあるので、観終わった後は消去。「こうもり」なら、ミュンヒェンのカルロスのDVDがありますから!
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