思い出のオーケストラとの再会
師走を迎え、今年も終わろうとしています。
子供の頃は、一年という長さは持て余すくらい長く感じたように思いますが、この歳になると一年なんて「あっ」という間。あな、おそろしや。
そろそろ年賀状の準備や、大掃除の段取りを考えなくてはと思っていた頃に、周南エフエムから一通のはがき。なんと、12月7日の読売日本交響楽団(読響 よみきょう)の下松公演のチケットが当たったとの知らせではありませんか!チケットプレゼントに応募したものの、応募者も多いことだろうしと諦めていたのに、何とも嬉しい知らせ。
当日のプログラムは、グリンカの歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲に、ブラームスの交響曲第1番。
ヴァイオリン独奏は、ケルン放送響のコンサートミストレス 荻原尚子女史、指揮は小林研一郎氏。
小林氏の指揮は、サントリーホールでベルリオーズ「キリストの幼時」を日本フィルで聴いたように思います。いや、この演奏会は別の人の指揮だったかも・・・。
読響といえば、現在の常任指揮者のカンブルラン氏が気になりますが、まぁ、それは東京に行く機会のお楽しみということで。
読響の演奏を初めて聴いたのは社会人になりたての頃だった思うので、1990年代初頭だったでしょうか。弦、管ともに高い演奏水準で、強い印象を受けたように記憶しています。
N響以外のオーケストラにテレビを通じて接する機会がほとんどなく、倉敷に生まれ育った僕にとっては、在京オーケストラは遠い存在でした。日本のオーケストラの録音も、今よりは随分と少なかったように思います。
初めて読響を聴いて以来、雑誌のコンサートガイドをめくっては、都内のホールに通った時期もありました。そうしたきっかけを与えてくれた読響。僕にとって大切なオーケストラの一つです。明日が楽しみ。
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