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四半世紀ぶり

PA317407
PEN E-P1  M.ZUIKO17mm

最近、エーリッヒ・クライバーの指揮したCDを聴いていると、息子のカルロス・クライバーの演奏が気になりCD、DVDの棚から何枚か引っ張り出してみました。
ベートーヴェンの交響曲第4番と7番は、アムステルダム・コンセルトヘボゥ・オーケストラを指揮したライブのDVD。

ベートーヴェンの4番の演奏で僕にとって大切なものの一つは、高校生の時に手に入れた、バイエルン・シュターツオーパーのオーケストラをカルロスが指揮したアナログレコード。
高校を卒業して実家を離れてからは、レコードプレイヤーを持っていないのでレコードは25年近く聴いていませんでした。カルロスの4番も、四半世紀の間実家の棚で眠り続けているレコードのうちの一枚。
コンセルトヘボゥのDVDを視聴して記憶の中の演奏と対照してみましたが、思いでの中のカルロスは、もっと溌剌としていたような気が・・・。
近頃は機能低下が著しい僕の記憶装置は当てにならないので、実際に聴いてみないと。ということで、いつも利用しているHMVのオンライン店舗でオルフェオの赤いレーベルのCDを注文しました。

25年ぶりに聴いたその演奏は、しなかやかな生命力に溢れ、ニュアンスの細やかで豊かなこと!快速に推移する楽章でも、曲想の変化に合わせて、ほんの僅か微妙に揺れるテンポ。そうそう、4番の素晴らしさに初めて心打たれた演奏は、まさしくこれです!
ムラヴィンスキーとレニングラードフィルの4番とは対照的な、微笑みに満ちたベートーヴェン。
むろん、ムラヴィンスキーの厳格な意思の元に統率された結晶のようなレニングラードフィルの演奏は、1973年の東京文化会館のライブ演奏のCDに記録された熱狂的な聴衆の拍手を引き合いに出すまでもなく、その素晴らしさは言うまでもありませんが。

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