音楽で世界一周
先日、広島市文化交流会館(旧:広島厚生年金会館)で、元祖平成吹奏楽団の「第19回 春の演奏会」が開催されました。
今年のテーマは、「GANSO AIRLINESで行く世界一周、音楽の旅」。日本を出発し、ハワイ、ニューヨーク、ペルー、フランス、ドイツを巡って、(途中、香港を経由しながら?)日本に帰って来るという趣向。ハワイアン、「ウェストサイド・ストーリー」の抜粋など、各地にちなんだ音楽を聴きながらの世界一周旅行です。ロビーの装飾、ステージ上の奏者の方々の演出も、なかなか考えられたものでした。
そして、今年は何とも豪華なゲストがお二人も!お一人は、世界的に著名なフランスのトロンボーン奏者、ジル・ミリエール氏。パリ・コンセルヴァトワール教授であり、パリ・トロンボーン・カルテットのメンバーだった方といえば、トロンボーンを吹いている方ならよくご存じなのではないでしょうか。
そして、もうお一人は、エリザベト音楽大学講師の若狭 和良氏。フランスに留学なさり、ミリエール氏に師事されたとのことでした。
この日演奏された「2本のトロンボーンとウィンドバンドのための協奏的舞曲」は、何と日本初演!5つの小品からなる佳曲で、2本のトロンボーンの超絶的な掛け合いの素晴らしいこと! 明るく、伸びやかなハイトーン、柔らかなフレージング。フレンチ・トロンボーンの醍醐味です。
この日は、会場で大学の同級生K君と再会。日本のオーケストラや、世界のオーケストラ、そして指揮者について詳しい彼の話は、なかなか他では聞けないもので、有意義な時間を過ごしました。
懐かしの、「春の演奏会」のポスターがずらり勢揃い! 右上の、初めての演奏会のポスター。なるべくコストを抑えるために、多色刷りを避けてこのデザインにしたのでした。そしてこのポスター、「第一回」と書かれていません。来年以降のメンバーがどうなるか分からず、最初で最後の演奏会なってしまうかもしれなかったので・・・。それが、来年は「第二十回」とは。感慨深いものがあります。
それにしても、団長のU君、モノ持ちの良さに感心。僕は、一枚も手許に残っていません・・・。
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コメント
忙しい中、聴きに来てくれて本当にありがとう!
せっかく楽屋に顔を出してくれたのに、撤収関係でバタバタしてほとんど話せず申し訳なかったです。
こんなときだからこそ、「音楽で元気と希望を伝えたい」と思います。
…って、やっぱり自己満足の世界ですね(苦笑)
元祖はまだまだ未熟です、前を、上を向きたいな…
投稿: norue | 2011年3月16日 (水) 17時16分
>norue さん
こちらこそ、終演後の忙しい時にごめんなさいね。
なかなか考えられた演出に、感心しました!
受付、ロビーで旅気分を高めてコンサートを楽しみましたよ(^-^)
これだけのものを皆さんで準備されたのですから、いやはや脱帽です。
また、次の演奏会を楽しみにしていますね。
投稿: Mario | 2011年3月16日 (水) 22時42分