バイロイト生中継

GRD2

7月から8月という真夏、ドイツ・バイエルン州の一地方都市のエアコンのない会場で、4時間近く座って（途中休憩あり）ワーグナーの歌劇に対峙するという苦行、もとい素晴らしい音楽祭が、バイロイト音楽祭です。今年は、NHK-BShiで8月21日の23時頃から翌日5時頃にかけて生中継されました。録画放送は過去にもありましたが、生中継は初めてのことだとか。これは見なきゃ・・・と張り切ったものの、1幕が終わり2幕に入る間に寝てしまい、気がつけばヴォータンが一人で長々と歌っているではありませんか！HDDレコーダーに録画しておけばよさそうなものですが、撮り溜めだ番組を整理していないので容量不足。幕ごとに手動でDVDに録画していたので、2幕は冒頭部が欠落・・・。ま、仕方ありませんね。

日曜日は、珍しく妻が仕事だったので、娘と一緒に留守番だったのですが、（無事に）録画できた3幕を一緒に鑑賞。1幕や2幕のお話は不倫やら、近親愛やら、悪だくみやらと、とても4歳時には説明できないことのてんこ盛りですので・・・。
3幕は「子供がお父さんの言いつけを守らなかったので、お父さんがカンカンに怒ったの。それで、子供は逃げてきたんだけど、結局お父さんに見つかってしまって、罰として長い眠りにつかされたわけね。その眠っている間に人が近づけないように、その子供の周りを火で囲ったんだよ。」とストーリーを概説（？）。「まだ怒ってるの？」と、いつまでも怒りが収まらないヴォータンの様子に興味を失ったようで、途中からはお人形遊びを始めましたが・・・。最後の炎の場面では「どうして、この人は燃えないの？」と疑問を感じているようでしたが、まぁ、あくまでもオペラの中のお話ですからねー。