下関海響マラソン

GRDII

11月8日は、初めてのフルマラソンとなる「下関海響マラソン2009」の日でした。これまで、ハーフマラソンは何回か走ったことがありますが、フルマラソンは未知の世界。練習の感触は悪くなかったのでそれなりの記録が出せるかもと思う一方で、20km程度しか練習しておらず、30kmを過ぎてからの走りに一抹の不安も。

（だらだらと備忘録が続くので、次ページに）

下のバナーをクリックして、山口ブログもご覧ください。

フルマラソンの部には約7,000名がエントリーしていたので、スタートの号砲が鳴ってからスタートラインを越えるのに2分かかり、その後も1kmはのんびりとしたペース。2、3kmほどでバラけはじめたのでようやく自分のペースで走ることができるようになり、その後20km地点までは1km5分30秒で快適に走行。息が上がることもなく「これなら、4時間切りも可能だな」と思っていたら、彦島大橋を目の前にして急に足が動かなくりペースダウ ン。それからは、給水所での給水の度に歩き、所々で立ち止まってはストレッチをしながら、どうにかこうにか歩を進める状態。とても「走ってる」なんていう レベルではありません。ランニングフォームを気にする余裕はなく、ただ足を前に運ぶので精いっぱいで、25kmを過ぎてから35kmまでがとてつもな く長く感じられました。ゴール付近の海峡ゆめタワーが見えてきたので気力を振り絞って走り、4時間31分で無事にゴール。

ゴール後、完走証を発行する場所で、今年の6月まで職場が一緒だった知人と再会し、お互いの健闘を称え、それぞれが近況報告。そうこうしていたら、KRYの大河原アナウンサーと一緒に走っていた福村さんにお会いして、今日のマラソンでは練習した距離を越えた途端にばったりと足が止まったことについて話をしたら、にっこりと笑って「体は正直なんですよねー」。トライアスロンやマラソンで数々の素晴らしい成績を残されている福村さん、本当に仰るとおりです。フルマラソンに、まぐれはありませんね。

その後、参加者向けに無料で振る舞われたフグちりを堪能。下関の大会ならではのお楽しみですから、これは外せません。まだお腹が空いていたので、知人のランニング仲間の方々とご一緒させていたいて、駅の近くのうどん屋さんにて遅めの昼食。
帰りの新幹線も徳山までご一緒させていただき、ビール2本もご馳走にな りました。五臓六腑にしみわたるというのは、こういうことかと実感。某社ランナーズの皆さんは、3時間台でのゴールが当たり前の世界のようで、中には3時 間7分の方も…。東京マラソンの抽選に当たった方もいらっしゃり、これからも多くの大会に出場される話を伺っていると、僕も来年の大会に向けて頑張るモチ ベーションが湧いてきました。そうこうしている間に徳山駅に到着。皆さん、本当にお世話になりました。

帰宅して、家族にマラソンについての報告。シャワーを浴びた後、僕がリクエストしていた肉料理をお腹いっぱい食べ、ビールとワインで水分を補給した後は、9時前には就寝。長くも充実した一日でした。

追記
25kmを過ぎて苦しくなったときは、メイン会場付近での応援旗に書かれていた「ゴールは一歩ずつ近づく」という言葉を胸に、走り（歩き）続けました。市内の小学校の皆さんの激励のメッセージが、練習不足の僕をゴールに導いてくれた力の一つとなりました。
また、早朝から受付の誘導にあたっていただいた方々、給水所のスタッフの方々、その他の大勢の大会関係者の方々、吹奏楽の演奏で応援して下さった中学校の生徒の皆さん、そして沿道で途切れることなく何時間にもわたって声援を送ってくださった皆さん、無事にゴールすることができたのは、皆さんのお力添えによるものと心から感謝しています。
皆さんにお会いしてお礼申し上げるべきところ、独り言のようなブログで恐縮ですが、ここに改めて御礼申し上げます。