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今年のヌーヴォー

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「ラピエールのヌーヴォーがあるんですが、どうですか?」と、いつもお世話になっているワインショップの方からお電話をいただいたのが、先月の中旬。
ヌーヴォーに興味はほとんどなかったのですが、せっかくお電話をいただいたので1本買おうかなと思って話を聞いていると、その値段に驚愕!
トップ・キュヴェのキュヴェ・マルセル・ラピエールよりも高いとは!!
ラピエールさんはビオディナミの実践者なので、ヌーヴォーも普通のヌーヴォーを造るよりも手間隙かかっているのは理解できますが、それにしても・・・。

でも、ボージョレー・ヌーヴォーの解禁日なんて、ワインのお祭りそのもの。
お祭りにコストパフォーマンスを求めるなんて、野暮なことはしません。
大騒ぎをすればするほど、お祭りは楽しいものです。
となれば、一年に一度くらい大いに羽目をはずしてしまうのも、一興。

「じゃ、1本お願いします。」と即答し、今年我が家にやってきたワインは、マルセル・ラピエールのキュベ・ジュール ボジョレー・ヌーヴォー。
中身はブルゴーニュのグランクリュが詰まっているのかと思うくらい、大きく、重い瓶。
キャップは、蝋キャップ。
あなた、本当にヌーヴォーですか?と突っ込みたくなる風体です。

今日のお相手は、トマトソースで煮込んだハンバーグ。
ヌーヴォーの相手としては順当なところとは思いますが、果たしてこの尋常ならざるヌーヴォーとの相性はいかに。

ボージョレー・ヌーヴォーらしいバナナ、キャンディの香りがしますが、グラスの中でどんどんと変化していきます。
時間がたつと、赤系の果実の熟した香りが強くなってきました。
味わいも、最初はフルーティなジュース感が強かったのですが、さすがラピエールさん、ただのアルコール入りジュースに終わらせていません。
当たり前のことではありますが、ちゃんとガメイの味がします。
ヌーヴォーだからこんなもの、という割り切り(諦め?)は必要なさそうです。
穏やかだけどしっかりとした酸もあるので、バランスがいいですね。
これほどのワインとは思っていなかったので、一部は明日にとっておこうと思います。

トマトソースのハンバーグとの相性は、非常に良好でした。
ソースにこのワインを使っていたら、完璧だったでしょうけれど、もったいなくてそんなことできません。
お祭りらしく豪気にいきたかったのですが、小心者の性(さが)を結局隠すことはできませんでした。

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